●中国電力

 湯原えん堤発電所
 湯原第一発電所
 湯原第二発電所
 勝山第一発電所
 勝山第二発電所
 作西発電所
 富発電所

●岡山県企業局

 旭川第一発電所
 旭川第二発電所
 寄水発電所
 真加子発電所

●自家用

 高山川発電所



旭川水系旭川 中国電力 湯原第二発電所

岡山県真庭市(旧真庭郡久世町)草加部
形  式:ダム水路式
発電開始:1954年11月
出  力:23700kW
使用水量:18.20立方メートル/秒
落  差:159.20メートル


広域図 by Mapion

湯原いう名前が付いてますけど場所的には全然外してまして姫新線久世駅と中国勝山駅の間。今まで何を勘違いしてんのや思ってましたけどやっと理由がわかりました。湯原ダム系のパート2いう位置づけなんですねー

水圧鉄管。ダムの高さのまま延々10キロ以上引っ張り回してるだけあって落差が150メートル以上あります。ですんで使う水は第一の半分以下ですが発電量は肩を並べてますねー なお右の細いパイプは余水吐きと思われます。

対岸から見た湯原第二全景。さすが2万オーバーだけあって落差、管の太さ、鉄構類ともども堂々としたもんですねー

こちら放水路。中国電力の発電所群に水を四度も横取りされたかわいそうな旭川ですがここで全部返してもらえます。一級河川の中流にふさわしい滔々たる流れになりました。よかったよかった…

勝山第一発電所のある勝山町山久世を流れる大谷川いう支流をさかのぼりますと狭い谷間を横切るこんな気味悪いものが見えます。けた外れにクソ太いこのパイプが湯原第二の水路なんですわ。

これは谷間を渡る逆サイホン水路の一部なのでした。逆サイホンについては上斎原発電所のページを参照して下さい。水路橋で横切れそうな谷間ですが律義に昇り降りしてるんですねー これは下降部。それにしても不気味な光景です。

こっちはもっと不気味な上昇部。ミミズかムカデの化け物が谷間に横たわってるように見えます。この中を水が山登りしてるなんて想像も出来ませんわ。当然ながらこのパイプには水がパンパンに詰まってましてその重さも想像を絶します。


旭川水系旭川 社口ダム

岡山県真庭市(旧真庭郡湯原町)神戸
高さ:16.15メートル


旭川に戻って一息ついた湯原第一の水は旭川本流および支流の社川と一緒にこのダムで待ったをかけられます。写真を撮ったのは4月でしたけどまだ冬の名残で寒々としてますねー

2008年の4月はほぼ2日おきに降ってまして水量は溢れんばかりですが上写真の通りゲートは全部閉まってまして流すのは定常放流分だけ。この水からさらに勝山第一、第二の分を抜きますんで上に載せた発電所放流口までの旭川は見るも哀れな小川に成り果ててしまいます。

上流から見た様子。満々と水をたたえている状態がおわかりいただけると思います。右側はコンクリの越流部分ですが高さがラジアルゲート上端と面一になってますねー ここを水が超えることはなさそうな感じ。

矢印部分が取水口。水門用の階段がある辺にトンネル式沈砂池があるみたいです。貯水量と放流量から察するに限度一杯まで吸い込んでるに違いありません。

調整池の様子。ここは湯原第二のための調整池ですが湯原第一の逆調整池でもあるようです。春とはいえど震える寒さでしたが当然ここまで来たからには砂湯で風に吹かれてきましたさ。

参考文献
中国地方の水力発電所:中国電力株式会社
中国地方電気事業史:中国地方電気事業史編集委員会
くらしと電気の1世紀:岡山地区電気事業100周年記念事業実行委員会
おかやまの河川開発:岡山県土木部河川開発室


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