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R181沿いに流れる新庄川の支流、高山川の上流に超ミニ発電所がある…いう話を耳にしましてさっそく急行しました。しかし地図や地形図を見ても発電所マークなんか載ってませんし河川名の記載すらありませんので現地で聞き込みですわ。
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その結果毎度のことながら山際を這い回る細い細い崖っぷち道をうねうね〜うねうね〜潜り込むように登っていきました。
すると谷側に細いながらもある種の存在性をほのめかす鉄パイプが現れたんですわ。
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さっそく車を止めて取材開始ですわ。車の位置から管路が斜面を下っておりますねー 10kWにも届かん極微発電所とはいうても立派な鉄管がコンクリ製のサドルに作り付けられています。
管路がありますからその下に発電所があるのは見当付きますが…
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道がないんですわ。えん堤はともかく発電所に車で行けなかった例はありませんのでそれらしい道を探し回りましたけど見つからず。
結局車を降りて道なりに歩いてますと山の斜面にかすかな踏み分け跡を見つけました。他にたどり着けそうな見当がつきませんしヤケクソで管路伝いに踏み分けた跡をたどりながら下りて参ります。
管路の屈曲部。ほぼ直角に曲がってますが水理的にはあんまりええことなさそうな感じ。
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さらにデジカメの充電を忘れて来たもんですからカラータイマーが点滅してましてねー アルカリ電池を売ってるような店が近場にあるわけないですし祈るような気持ちですわ。
上の場所を上から見た様子。何やらポンプ小屋みたいな建物の影が見えますねー
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やっと見つかりました。管路の長さは文献でわかってましたし川の様子から見てこういう場所だろうとは思ってましたけど道くらいはあるだろうと思ってたのにねー
ホンマ難儀な場所にありまして見つかったのは発電所が一番最後。今来たけもの道が発電所への表参道だったわけ。どうやって工事したんでしょうねー
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矢印の位置に放流口がありますが渓流釣りの格好でもしてないとたどり着けませんので見るのはあきらめました。
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一番上の写真から上流側はこんな感じに管路が敷いてありました。後述しますけどこの鉄管は導水路やなしに全て水圧管路です。
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個人のミニ発電所としては設備が本格的ですがもともと美甘村営やったんですわ。発電所のさらに1.8キロほど上手に2軒のお宅がありまして、そこには中国電力の電線が来てなかったらしくてこの発電所が造られたそうです。
残念ながらうち1軒は里に下りられたそうですんでこのミニ発電所は残り1軒のお宅が自主管理されております。
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それにしてもこの現代に無点灯の家があったとはねー えん堤は貯木場みたいな場所の裏手にありました。元々砂防えん堤だったのかも分かりません。えん堤から直接パイプが出ておりますねー
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堤体を上から見た様子。手前の部分がコンクリの踊り場みたいになっておりますねー
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実はその踊り場みたいな部分が沈砂池兼ヘッドタンクになってるんですわ。したがってここから水圧管路が発電所まで下ってることになります。
管路の取り付け部分。ハンドルの付いた短いパイプは排砂水門にあたります。
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そんなわけで分類としてはダム式になるわけ。取り付け部分を前から見た様子。
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取水口。黄色の部分はゴミ取りスクリーンです。
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下流側の様子。発電用水を抜いても余裕で越流してました。商売で電気を作ってるわけではありませんので水を呑めるだけ呑む必要がないわけですねー
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上流側の様子。この写真ではわかりませんけどホンマに山の奥の奥でろくに日も当たらなくて薄暗い谷間ですわ。ここまで来た道も小型車で路肩スレスレ、崩れた跡もあっちこっちに…いう心細さですしホンマにこの先に人が住んでるとはとても思えません。
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供給先が1軒のお宅ですし電気を使ってないときでも水車発電機が回ってることになりますが余った電気はダミーロードガバナいう調速用の抵抗で燃やしてるそうです。
電線が来てれば中電に売れるのにもったいない…と思いますけど電線が来てたらこの発電所が存在してませんわね。実際には家庭用だけやなしにビニールハウスか何かの保温なんかにも使われてるそうです。
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参考文献
身近な水を活かす小型水力発電実例集:千矢博道
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