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県外の発電所シリーズ

千代川水系北股川 中国電力 新大呂発電所 その1

鳥取県八頭郡智頭町大字大呂
形  式:ダム水路式
発電開始:1985年7月

出  力:12700kW
使用水量:5.20立方メートル/秒
落  差:292.24メートル

その2はこちら


この発電所は山奥ながらも開けた谷間にありまして遠くからでもよう分かります。しかしわっちの方がヌケてまして適当な全体図を撮り忘れたんですわ。従いましていきなり建屋のアップ。

山陰に多いこのタンク形は半地下式を意味しておりますが新大呂は深度レコードホルダーでありまして、奥津第二が出来るまでは国内最深の半地下発電所だったそうですわ。

送電設備。この発電所が建ってる場所にはそのむかし大呂発電所いうのがあったそうですわ。名前に「新」が付くのはそういうわけ。

水圧管路の遠望。300メートルにもなろうかという高落差の発電所ですけどペルトンやなしに縦軸フランシス水車を回しております。

発電所前から見た水圧管路。遠くから見ても近くで見ても山肌を斜めに下りてきてるように見えます。発電所手前で「く」の字型に曲がっておりますがその部分に小屋が建っておりますねー

その部分のアップ。この小屋は騒音対策のために設けられたものやそうです。エルボー部分が低周波を発生するんでしょうかねー

なお水圧管路はほぼ旧発電所の管路跡を踏襲してるそうで、旧建屋は管路を曲げんとそのまま真っ直ぐ落した位置にあったそうですわ。

場面変わりましてここは大内発電所前。矢印は水色が大内の放流口、白が大内の余水路、そして黄色が新大呂の放流口です。

上述の通り新大呂発電所は半地下の深度レコードホルダー経験者ですんで放流口がこんな場所に口を開けてるんですねー

何しろ2つの発電所がこの場所でいっぺんに水を戻しますんで川が突然元気を取り戻したように見えます。

新大呂で用済みの水が大内発電所の導水路と並行して長々と流れてることになりますんで水力的には多少残念な光景になりますか…


千代川水系北股川 芦津ダム

鳥取県八頭郡智頭町大字芦津
高さ:12.70メートル


このダムは芦津発電所の逆調整池にあたります。この場所にキャンプ場がありますんでPRのつもりかダム名をご覧の通り派手に掲出してました。

ダムの上流側。実は堤高が15メートルに達してませんので正しくは取水えん堤になりますが上の通り中電さんが「芦津ダム」の看板を出してますんで当けものみちもそれに従っております。

取水口。ご覧の通りささやかな調整池およびダムですが意外性は大ダムにまさります。何しろ現場に着いても水面を目にするまでダムの存在が毛ほども感じられんのですわ。

下流側から見た様子。水抜き穴が付いてるだけのシンプルな自由越流式でした。ところでこのダムの下流側は急斜面な上に雑木が生い茂ってまして冬場でもこの通り。夏にこの位置からダムを撮るのはムリや思います。

景気よく吹きだしてるのは芦津発電所の放流水。調整池とはいうても池らしいムードは皆無で全くの川ですが実はお立ち会い…

こちらダム横のキャンプ場から見た調整池。法面に半円形の穴が開いておりますねー 芦津発電所の放水は奥の方で白いしぶきを立てております。ていうことはこの穴は何や?

同じ場所から山側を見ますと金網で囲った四角いコンクリの防火用水みたいなもんがありますねー

底を覗くとこうなってました。これは渓流取水からの支水路ですがトンネルを広くして調整池の役割を持たせてるそうなんですわ。パッと見ではわからん秘められた貯水能力を持ってるわけですねー

ところで渓流取水があると分かったからには見に行くのが水力けものみちですけど貴方はどうします?

水力きわめみちを行く


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