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県外の発電所シリーズ

千代川水系千代川 中国電力 用瀬発電所

鳥取県鳥取市用瀬町(旧八頭郡用瀬町)古用瀬
形  式:水路式
発電開始:1981年4月

出  力:10000kW
使用水量:20.00立方メートル/秒
落  差:61.25メートル


R53沿いにある唯一の発電所がこれ。取水えん堤、発電所ともに国道からよく見えます。おかげで特に予習してなくても難なく見つけることが出来ました。

わりと最近出来た発電所なのでモダンなルックス。このタンクみたいな建屋を持つ中電の発電所は山陰側だけにしかないみたいです。

建屋のアップ。機器搬出用の大きなシャッターが付いてますけどこれで見るかぎり居住スペースは全くなさそうなので最初から無人だったんでしょうねー

水圧鉄管と余水路。水圧管の方は下の方で垂直気味に角度を変えてますんでこの発電所が半地下式であることが分かります。余水管が突っ込んでるコンクリのブロックはたぶん調圧設備か何かだと思います。

管路の横には本格的なインクラインが敷いてありました。中電の場合ヘッドタンクの点検やゴミ運びにはモノラックが多く使われますけどここは特別ゴミの量が多いんでしょうかねー

ヘッドタンク。空に向かってレンズを向けたのと同じですんでこんな写真になってしまいました。わりと低い位置にあるうえに山から水門櫓がムクッと突出してますんで目立ちます。

送電設備。山の上にヘッドタンクの水門櫓が飛び出てるのがお分かりいただけると思います。

放水口は少し離れたところにありました。

この発電所は明治大正期に造られた旧川中発電所および旧金屋発電所を整理して千代川中流の包蔵水力を再開発するために作られたものです。古いほうは2つ合わせても1500ちょいでしたから能率650%アップですねー


千代川水系千代川 智頭取水えん堤

鳥取県八頭郡智頭町市瀬
高さ:5.65メートル


R53黒尾峠の麓、陰陽往来の要衝にして杉の名産地である智頭から少し鳥取側に下ったところにこのえん堤があります。知らなければ通り過ぎてしまうところですがわっちは中電さんのパンフレットで形を覚えてましたんで見つけることが出来ました。

このえん堤の構造は変わってまして下流側の高さが川底とほとんど同一になってます。上流の右岸側を掘り下げて水を寄せて取水しているわけ。放流も矢印部分で行ってました。増水するとパッと見えん堤があるのかないのか分からなくなる構造。以前見た津山農協の取水えん堤と同じ状況をわざと作りだしてるわけ。

下流側から見たえん堤…ですが水門と魚道と河原しか見えませんねー

ご覧の通り河原(いうか本来は川の底)とえん堤の天端が同じ高さにあります。こうすると川の通水能力に支障を与えない…らしいですがようわかりません。

取水口。わりと広い口で吸い込んでますねー 鳥取の一級河川は短いので分水嶺から車で30分もかからんこのあたりでも中流いうことになります。ですんで使用水量も多めですが実際には数字の半分も使えてないはずです。

道を挟んだ向こう側にある水路の制水門。流れ込み式でも中電の最近のやつは設備一式が整ってまして立派なもんですわ。

えん堤にかかる橋から上流を望む。谷間に見えてる橋は建設中の高速道路。田舎でも道路だけは不自然に立派いうかその土地の状況に関係なく道路だけ勝手に独り歩きしてる感じです。

軍隊は国ではなく軍隊自身のために存在する…いう箴言があるらしいですが今の日本では道路がそれにあてはまるんかも分かりませんねー


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