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1968年に一斉開業した成羽川電源再開発プロジェクトの3発電所、名付けて新成羽トリオの露払いがこの黒鳥です。
このトリオは全部ダムの直下にあるダム式発電所ですんで水路橋やえん堤を探す楽しみはありませんけど場所が石灰岩地帯なので地形的な面白さがあります。
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巨大なローラーゲートで水を止めております。ゲート2門につき小屋が1棟付いてましてこれはたぶん巻上機室や思います。
堤体のタワー部分から小屋に向かってワイヤーが下りてますねー 何となく歯医者のガリガリを連想させます。
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この通りダムのすぐ前に発電所がありましてブイ〜ンいう発電機の音が聞こえます。左側に定常放流取水口の水門櫓が見えます。
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敷地内をよーく見ますとこういうフタがしてありました。水車発電機はこの下にあるみたいです。ていうことは屋外式なんですねー 建屋は単なる詰所なのでした。
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送電設備。
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取水口付近の水面を見ますとご覧の通り渦を巻いてました。発電用水の場合こんなふうに渦流が発生するのはあんまりええことないそうですけども… 空気を噛んでタービンが傷むらしいですわ。
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堤体の天端。ゲートを引き上げるタワーが高々と聳えております。それぞれに番号が振られてまして何となくサンダーバードみたいな感じ。
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上流側の様子。このダム湖は田原発電所の逆調整池にあたります。
電気のたくさんいる時間帯に田原発電所が運転されますと当然ドバーッと放水しますよねー
それをそのまんま流すと下流が迷惑しますんでここでいったんブレーキをかけて常時ほぼ一定量を下流に放水しています。こういうのを逆調整いうそうなんですわ。
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ですんで大雨でも降らんかぎり同じペースで水を流してるわけですがそれを利用して発電もしてるわけ。まあムダがありませんわね。
上流側の堤体。成羽川はここまでで3回、帝釈川からの水は都合4回もダムに止められてますんでご覧の通りの水質です。
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下流側堤体と発電所の様子。この日は定常放流だけでしたけど下流側にも水が行き渡ってまして川らしいムード。
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放流口。なおこの発電所では横軸チューブラ水車いうのを回してまして、このタイプは中国電力では珍しいそうで新見の小阪部調整池発電所とここにしかないらしいです。
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これは黒鳥ダム左岸側沿いの遊歩道。実はそのむかし吹屋の吉岡銅山から成羽町まで走っていた軌道の廃線跡でしてところどころそれらしい遺構が残っております。
これはダム湖岸の橋梁ですが築堤部分はたぶんトロッコ時代のものや思います。
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参考文献
中国地方の水力発電所:中国電力株式会社
中国電力50年史:中国電力株式会社
中国地方電気事業史:中国地方電気事業史編集委員会
くらしと電気の1世紀:岡山地区電気事業100周年記念事業実行委員会
おかやまの河川開発:岡山県土木部河川開発室
備中町史:備中町
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