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県外の発電所シリーズ

日野川水系近江川 鳥取西部農協 畑発電所

鳥取県日野郡日野町黒坂
形  式:水路式
発電開始:1958年12月

出  力:142kW
使用水量:0.23立方メートル/秒
落  差:84.0メートル


えん堤の取材を先に済ませてから川沿いに細〜い道を下ってますと谷底に赤瓦の小屋が見えました。この発電所は地理院の地形図に載っておりません。

同じ鳥取西部農協の根雨発電所とうり二つの建屋。設計を同じところに出したんかもわかりません。作った農協は当時別々でしたけど現在は合併してまして発電所の管理はどちらも同農協の日野支所が担当してました。

敷地内は立ち入りできませんので外から裏手へ回りました。向こうに番小屋が見えますねー 今は当然無人なので物置になってるみたいでした。

日差しを浴びて輝く石州瓦。熱交換のための煙出しが付いております。

水圧鉄管は発電所から少し距離を隔てたところに刺さってました。そこから田んぼの下をほぼ水平な緩傾斜でこっちへ来てるみたいです。

水圧鉄管側から建屋を見た様子。向こうの方に小さく石州瓦の屋根が見えます。

岩間を駆け降りる近江川の清流。発電所門前の木橋の下に放流口が口を開けてました。森閑とした谷間に水の音と発電所の低いうなりだけがこだまして時間を忘れますわ。まあ時々ダンプが通りますけども。


日野川水系近江川 近江川取水えん堤

鳥取県日野郡日野町黒坂
高さ:3.00メートル


発電所から1.5キロほど遡ったところの日野町境付近にごくひっそり横たわる取水えん堤。上記の通り地形図に載ってませんので勘が頼りですわ。

これは道路から見下ろした様子。真ん中へんにえん堤の水たまりが写ってるのがお分かりいただけると思います。

クマザサ生い茂るけもの道を薮こぎしながら川べりへ下りて参ります。なかなか撮りにくい位置にありまして真横くらいからしか写せませんでした。ご覧の通り本来は砂防えん堤らしいです。

矢印部分に穴が開いてましてそこから取水してました。ゴミ取りスクリーンも水門もなし。小水力とはいえ割りきったもんですねー

上流側の様子。当然この場所は発電所より上流になりますがこっちのほうが流れが緩やかで穏やかなムードです。

えん堤の穴から伸びる水路。取水口といい水路といい発電用いうよりは田んぼの用水に近いです。

その先にある沈砂池いうか沈砂槽。この日は水がたっぷりあったらしく左に向かって余水が流れ落ちております。さすがにここには制水門が備わってました。

川に下りてえん堤を見た様子。冬場でこれですから夏には草木に埋もれて写真にならんかもわかりません…ていうか近づけんと思います。

参考文献
日野町史:日野町
水力技術百年史:電力土木技術協会


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