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消えた発電所シリーズ

吉井川水系吉井川・羽出川 中国電力 旧羽出発電所 その1

所  在:岡山県苫田郡鏡野町(旧苫田郡奥津町)羽出
来  歴:備作電気→中国水力電気→中国合同電気→山陽配電→日本発送電→中国電力→2001年4月1日廃止

形  式:水路式
発電開始:1916年9月
出  力:2350kW
使用水量:6.30立方メートル/秒
落  差:47.90メートル

その2はこちら


広域図 by Mapion

岡山県の事業用水力発電所としては井坂発電所に次いで2番目に古い羽出発電所。1916年から2001年まで85年の長きにわたって電気を作り続けてきました。対岸のR179旧道から見た発電所敷地の全景。

発電所敷地に入るにはこんな難所を通ります。川のすぐ縁ですし切り通しにせんでもええような気がしますけど何か謂れのある岩か松かがあるんでしょうかねー

敷地内から水圧管路跡を見上げた状況。落差は大したことありませんけどヘッドタンクが城の石垣みたいに見えるので妙にいかめしく見えます。

発電所の敷地は駐車場になってました。わざわざ廃発電所を見に来るヒマ人がわっち以外に何人もおるとは思えませんけど来るべきブームへの布石…

…なはずは絶対あり得ませんしねー 何かキャンプ場でも造るつもりがあったんかもわかりません。

もう少し近づいてヘッドタンクと水圧管路を見た様子。何となく丸亀城の石垣に似てるように思うんですけどねー

管路跡は2条見えておりますがそれぞれ別な川からの水を落してましたんで太さ(いうか幅)や造りが違います。

よーく見ますと管路沿いにツゲか何か並べて植えてるみたいですしやっぱり公園か何かにするつもりだったのを途中で投げた感じ。

上写真の駐車場も埋め戻しが甘かったらしく舗装が陥没してボコボコでしたし水力発電所跡いうのは転用しにくいんかもわかりません。

それにだいたい水っぽくて陰気なところにありますからねー 整備されたとしてもあんまり泊まりたいところではないです。

これは羽出川からの水を落していた管路。運開当初からのもんですけど多少新しめのパーツが混じってますねー

こっちは1926年に増設された吉井川の管路。この強化改造工事により羽出発電所は出力1680kWに跳ね上がりました。こっちの方がパワーを出しますんで太いですねー

羽出川側のヘッドタンクから落ちる余水路。ここだけは今でも水が流れるらしくて水路としては現役みたいでした。

ヘッドタンクのアップ。ご覧の通り3つの管路が落ちてました。大して高いことありませんし3月なので大汗かく心配もなし。山へ登る道も付いてますんでいっちょ見に行ってみますか。

いうわけでたどり着いたヘッドタンクの入口。ここに至るまでの道は日当たりがよかったんですけど現場はこんな感じでやっぱり陰気でした。

まずはアーチ型の水門跡から見て参りましょう。上流側に立ってるわっちに口を向けております。ここは水路の終点ですし方向が逆のような気がしますよねー

そう思いまして来たほうを振り返りますと別な口が見えました。これが吉井川水路の出口らしいですわ。ていうことは一体なにがどないなってますんや…?

2つの口はこういう感じに接してました。上流に向かって開いてるほうは通せんぼをしてありますし廃止になるだいぶ前から止められてたんかもわかりませんけど謎ですわ。

コンクリで一段高くなってる部分がヘッドタンクになるみたいでした。春まだ浅い3月のことですんで雑草も少なくて細部をネチネチ見るには都合ええですわ。

ネチネチ見る


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