●鳥取県

 ●黒坂発電所
 ●芦津発電所
 ●新大呂発電所
 ●大内発電所
 ●用瀬発電所
 ●安蔵川発電所
 ●旧川中発電所
 ●旧金屋発電所
 ●日野川第一発電所
 ●佐治発電所
 ●根雨発電所
 ●畑発電所
 ●富沢発電所
 ●大村発電所
 ●別府発電所
 ●新日野上発電所
 ●旧日野上発電所

●島根県

 ●北原発電所
 ●川手発電所
 ●三成発電所
 ●仁多発電所

●広島県

 ●川西発電所
 ●落合発電所
 ●府中発電所
 ●藤尾発電所
 ●三川発電所

●兵庫県

 ●千種発電所



県外の発電所シリーズ

芦田川水系神谷川 福山市農協 藤尾発電所

広島県福山市新市町大字藤尾
形  式:水路式
発電開始:1959年1月

出  力:77kW
使用水量:0.195立方メートル/秒
落  差:53.7メートル


JR福塩線とR486の沿線沿道は福山市から府中市まで切れ目なく市街地が続いておりまして、新市町はその途中にありますが国道を一歩離れると途端に山村ムード。

新市駅前から西城町へ向かう県道26号線も出だしは快調ですが金丸いう集落を過ぎるとあっさり「険道」に早変わりしてくれました。

この発電所はその険阻な道沿いにあるんですけど地形図にも地図にも載ってませんので場所の見当をつけるのに少々手間取りました。これがその現場。か細い橋の向こうにか細い発電所が見えております。

夏のことでしたし鬱蒼と木が生い茂って満足な全体写真が撮れませんでしたけど運転および駐車の苦労に免じて勘弁して下さい。道幅がクソ狭いわりにけっこう車が来るんですわ。

組合建て発電所には珍しく名前を掲出してありました。ペンキ書きやなしに一文字づつ金属板を型抜きした逸品。

余談ですがこの県道の新市町寄りにはユニクロにデニム生地を供給してることで有名なカイハラの工場がありました。手仕事が盛んな土地なんかもわかりません。

わっちもこの日ユニクロジーンズを穿いてまいりました。気に入ってますねん。

橋の様子。橋脚が岩の上にかろうじて…いう感じで建っておりますねー 岩に被せた土台のコンクリが激流に剥がされて少々頼りない状態です。補修しようとした形跡はありますが途中で放ってる感じ。

樹間から覗く水圧鉄管。組合建ての発電所が数多い中国五県の中でも備後地方の農協群は電源開発に熱心だったみたいです。しかし市街地に近いこんなところでも発電してるとはねー

橋の上から下流側を見た様子。矢印は放流口ですけどあんまり流量に変化が見られません。ごくささやかに発電してるみたいでした。

放流口のアップ。建設から50年経ちますんで自然に同化しつつありますし水面の僅かな盛り上がりに気をつけて探さんとわかりません。

上流側。この流れで電気を起こそうと考えた創業の意欲もさることながら50年後の今も発電を続ける守成の粘り強さに感心させられました。


芦田川水系神谷川 神谷川取水えん堤

広島県福山市新市町大字藤尾
高さ:??メートル


引き続きえん堤を探すべく難度を増す県道26号線を遡ってまいります。いつもの通りカンと観察眼で探り探り車を走らせますとご覧のえん堤を発見しました。

いうても車の窓から堤体は見えません。それらしい雰囲気を微妙に察知して車を止めるわけ。

もう少し下流側から見た様子。コンクリ製ながら減り具合や壊れ具合が絶妙ですし岩場をうまいこと利用してまして通の観賞に十分耐える逸品と申せましょう。何よりわっちの目を引いたのは排砂水門です。

それではご注目いただきましょう。制水門の前後に排砂水門が口を開けておりますねー 左側はえん堤用、右側は沈砂池用みたいです。

堤体からラウンドしつつ水路に移行する壁面と排砂水門の重厚さにしばらくウットリしてしまいました。

堤体用排砂水門のアップ。ボテっとした作りが田舎の小水力らしくて実にええ感じ。こんな逸品が近くにあるなんて福山の水力ファンは幸せですねー

上流側から見た堤体と水路。完成当時はそれなりの深度があったと思いますがすっかり埋まってまして河床は水路とツライチになってました。

えん堤脇を行くバス。この道幅で出くわすとビックリしますよねー

福山駅前から遥か東城町まで走ってるみたいでした。お仕事ご苦労様です。

参考文献
小水力発電所データーベース:全国小水力利用推進協議会
水力認定設備一覧:資源エネルギー庁


県外の発電所トップへ

本ページの全著作権は著者が保有。転載盗用一切おことわり。アイデアの寸借もやめて下さい。

inserted by FC2 system